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今年3月で現役を引退する、久保田隆三選手。卓球を始めたきっかけから、シチズン卓球部での活躍まで、久保田選手の人生における卓球の存在について語っていただきました。
両親が趣味で卓球をしていて、小さい頃一緒に、近くの体育館へよく連れて行ってもらっていました。両親が卓球をしている横で、一人で壁に向かってラケットでボールを打っていたのを覚えています。それを見た周りの人から「ボールタッチがいいね」と言われ、両親もその気になってしまったのかもしれません。小学校2年生の終わりに気づいたらクラブに入れられていた・・・ということが始まりでした。
大学3年生の時、そこまで実績もなかったので、社会人になっても卓球を続けるか、普通に就職するか悩んでいました。そんな時に伊藤監督から入部の誘いを受けたことで、シチズンに入って卓球を頑張ろうと決意しました。
試合会場で当時のシチズン選手の方々を見た時に、とても真面目で紳士的な印象を受けたからです。またシチズンの選手は卓球をしつつ、仕事でも活躍していると話を聞いていました。私がもし社会人になっても卓球を続けるなら、卓球と仕事を両立できる場所が理想と考えていました。
団体戦では、平成22年度の前期日本卓球リーグです。協和発酵、東京アートに勝たなくては優勝できない、というなかで「自分が絶対勝ってやる!」と強い気持ちを持って臨んだ大会でした。結果として両チームから1ゲームを取ることができた、充実した大会になりました。個人戦では、平成23年度の全日本卓球選手権大会のシングルスでベスト16入りを果たした試合です。全日本卓球選手権大会でランキング上位に入ることが私の大きな目標でしたので、最高に嬉しかったことを覚えています。
いつの間にか親に連れられて始めた卓球を、まさかこの年齢までできるとは思ってもいませんでした。目標に向かって頑張ることの大切さ知り、またそれを達成した時の喜びは、卓球をやっていないと味わえないものだったと思います。ここまで卓球を続けられたのも、始めるきっかけを作ってくれた両親、指導をしてくださったクラブ・中学・高校・大学の先生方、そしてシチズンに誘っていただいた伊藤監督、何より入社してから、結果が出ないなかでも卓球を続けさせてくれたシチズンという会社に深く感謝しています。
本当にありがとうございました。